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カリウムは血圧を下げる

塩分摂取と高血圧

 塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増え、その結果、体内を循環する血液量を増やします。

このため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧を上げてしまうと考えられています。

塩(ナトリウム)と林檎 🍎

 東北地方は塩分摂取量がたかいそうです。それは東北の気候が寒冷であるため、塩分を摂取することで体温を維持してきたことと。1年の約3分の1が深い雪に覆われるため収穫した食料を塩蔵して保存する習慣のためです。

(冷凍技術や流通が発達した現代では食生活も変わったと思いますが代々受け継がれた味覚はそう簡単には変わらないとおもいます。)

 

 塩分を取りすぎると高血圧になるというのは誰もが承知していますが、塩分摂取が高いはずの東北で青森だけはなぜか高血圧の人少ないそうです。

その理由はリンゴ🍏を食べているから!(たぶん、そうです、😅)

 

リンゴにはカリウムが多く含まれています。

カリウムは体内の余分な塩(ナトリウム)を外に排出してくれる作用があります。

 

カリウムの働きは細胞内液浸透圧を調整して一定に保つ働きがあるのです。

 *他にも神経の興奮性や筋肉の収縮に関わっています。

 

リンゴを食べる ➡ リンゴのカリウムが過剰な塩(ナトリウム)をおいだす。➡ 浸透圧の関係でて血液中の水分が過剰にならない ➡ 血管壁に圧がにかかりすぎない。➡ 血圧が下がる ➡ リンゴすごいぞ パチパチ

 

 

カリウム食品

でもカリウムの多い食品はリンゴよりはバナナ、バナナよりはアボカドです(;^_^A

 

更に果物に限らず魚や野菜にもカリウムの多い商品がいっぱいあります。

 

ちなみにパセリはリンゴの10倍です。

 

 

 

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、生活習慣病の予防を目的とした1日当たりのカリウム摂取の目標量を成人男性3,000mg以上、女性2,600mg以上としています。また、2012年に公表されたWHOのガイドラインでは、男女とも3,510mgを推奨しています。