患者さんからまた面白いお話しを頂いたのでブログに載せさせていただきました。
ニンニク
焼肉か餃子食べて来たでしょう!
臭いで直ぐにバレます。
ニンニクはエジプト、ギリシャ、ローマ、インド、中国など古代文明から食用・薬用として重宝されて来ました。日本では「古事記」に登場します。
スタミナの宝庫、元気の出る食べ物として認知されており、焼肉の秘伝のタレには欠かせません。
アリインと言う物質が含まれており、玉ねぎの皮を剥ぐと涙が出る原因物質もほぼ同じものです。アリインは酵素アリナーゼで分解されアリシンになります。強烈なニンニク臭は、このアリシンを中心とする硫黄化合物の臭いです。
基本的に4つの効能があります。
①抗菌、殺菌および解毒作用
②血栓を造りにくくする
③ビタミンB1の吸収を高める
④活性酸素を除去する作用(抗酸化作用)があります。
①の抗菌、殺菌作用ですが、どれくらい強力かと言うと、ニンニクの精油を12万倍に薄めてもチフス菌やコレラ菌を殺すと言われています。
ニンニクが疲労回復や滋養強壮に効果的なのは、③ビタミンB1(糖質のエネルギー代謝の補酵素)の吸収を高めるだけではなく、余ったものを貯蔵できる形に変える作用があるからです。アリシンとビタミンB1が結びついてできるアリチアミンと言う物質がこの働きをします。この性質を利用した栄養剤が「アリナミン」です。ニンニクにはα―トコフェロール(ビタミンE)、アリシン、アホエンの他、15種類以上の硫黄化合物含まれ、これが④の働きをします。
by Mr.k
K樣 今回もお話しありがとうございました。
抗酸化作用があるという事は、アンチエイジングにも良いのかしら?
ウフ💕
古事記にのっているとの事なので早速検索してみると、ヤマトタケルノミコトが食べかけの蒜で白鹿に化けた坂の神を打つと死んでしまったとありました。
昔々は、にんにくの事を、「蒜(ひる)」と呼んでいたそうです