わさび(山葵)
刺身、握り寿司には欠かせませんね。
皆さんは、寿司屋さんに行った時、オオトロ、ウニ、いくらなどを注文されるでしょうが、私は懐がさびしいので、回転しているお店でイワシ、イカ、エビなどを注文します。
よく隣で「板さん、さび抜き!」と叫んでいる人がいますが、私は必ずさび有りです。ワサビは日本原産で西洋ワサビと区別するために“本ワサビ”と呼んでいます。
あの涙が出る“辛味の素”は化学名でイソチオシアン酸アリルと言います。
植物体内に存在しているのはシニグリン(配糖体)と呼ばれ、ワサビをすり下ろすとそれが加水分解され“辛味の素”が生成します。だから、ワサビは必ずすり下ろして食べますよね。
最近、がん細胞に*アポトーシス作用があることが分ってきました。
ワサビには抗菌作用、食中毒予防、胃がんや胃潰瘍予防、花粉症予防、血栓予防、美肌効果や美白作用、むくみ改善などの効果があります。
効果を発揮する成分としては、
活性酸素を除去する抗酸化物質を分泌させるスルフニル、
O157やサルモネラ菌の増殖抑制、
血栓を予防するイソチオシアン酸アリル、
毒素老廃物の排除、花粉症を予防する6―MITC、
ピロリ菌の活動を抑制するグルコシノレート(シニグリンもその一種)
などです。
ワサビの効果を期待するには、1日3gを摂取するといいと言われています。
スルフニルや6―MITCは本ワサビにしか含まれていませんので、購入する際は気を付けて下さい。
ワサビの葉は昆虫類を寄せ付けませんが、唯一モンシロ蝶の幼虫はシニグリンに相性が良く、誘引されて葉を食べます。
*アポトーシス作用(外部からの刺激ではなく、自らが細胞を破壊する行為)
by Mr,k
K様 お話しありがとうございました。
わさびが花粉症に良いとはおどろきました。今月はわさびいっぱい食べよっと。
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