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鍼灸ツボ80穴(頭頸部)        

<督脈>

1.上星(じょうせい)

 前頭部の正中にあり、前髪の際から髪のなかに約2cmほど入るところ(または、眉の上から約4cm)

 主治:前頭痛、めまい、のぼせ、蓄膿症など


<督脈>

2.百会(ひゃくえ)

 頭頂部の中心で、左右の耳を結んだ線と、鼻から上にのびた正中線の交わったところ。

 主治:頭痛、脳貧血、脳充血、高血圧症、不眠など

 


<督脈>

3. 瘂門(あもん)

 うなじの中央で、第1第2頚椎突起間の陥凹部

 主治:言語障害の特効穴、そのほか頭痛、嗄声


<足の太陽膀胱経>

4.天柱(てんちゅう)

 瘂門より左右約1cm外側で、僧帽筋の腱の外側。

(僧帽筋の腱のきわより反対側の眼に向けて刺激する)

 主治:頭痛、不眠症、眼や鼻の疾患、肩こり、首こり、高血圧、三叉神経痛


<足の少陽胆経>

5.風池(ふうち)

 僧帽筋腱と乳様突起の間のくぼみの中心で、後頭骨の骨のきわにとる。

(後ろから反対側の眼に向けて刺激する)

 主治:頭痛、肩こり、感冒


<足の少陽胆経>

6.完骨(かんこつ)

 耳の後ろ下方で乳様突起の下にとる

(乳様突起の下から反対側の眼に向けて刺激する)

 主治:難聴、耳の疾患、片頭痛、不眠症


<足の少陽胆経>

7.頷厭(がんえん)

 側頭部のコメカミ(口を開閉するときに動く筋肉)のやや上にとる

(前から後ろに向けて刺激する)

 主治:眼疾患、片頭痛、三叉神経痛


<手の少陽三焦経>

8.翳風(えいふう)

 耳垂れの後下のくぼみにとる

 主治:中耳炎、難聴、メニュエール病、下歯通、耳下腺炎、顔面神経麻痺

 


<手の太陽小腸経>

9.天窓(てんそう)

 側頸部の中央、喉頭隆起の高さで、胸鎖乳突筋の後緑にとる

 主治:片頭痛、中耳炎、耳下腺炎、扁桃炎、惻頸痛、

頸肩腕症候群の特効穴

 


<任脈>

10.天突(てんとつ)

 左右の鎖骨内端の間で最もくぼんだところ

 主治:咳、気管支炎、喘息の特効穴